柳宗理のミルクパンについて―使いづらかった
以前、柳宗理のミルクパンを使っていました。
引越し前に手放しましたが、思い出しレビューを書いておきます。
長所
- デザインの良さ
- 注ぎ口とフタの仕組みで、フタをずらすと煮込み中に湯気を逃がすことができる
フタと注ぎ口がよくできていて、感心しました。
短所
- しばらく煮込んでいると鍋肌で中身が焦げてくる感じがあり、特にトマトの入ったものだと鍋肌の焦げた味がすぐ出る
- 野菜のアクが焼き付きやすくて、落としにくい
- 注ぎ口の形は大変いいが、沸騰させてから注ぐと、注ぎ口を流れる中身が沸騰して飛び散る(ヤカンの代用にしにくい)
- 小さいので普通のガスコンロだと取っ手を焦がしやすい
買った時は料理に湯沸かしに万能のナベだと思ったのですが、結局ミルクティーやココアを沸かす専用ナベになっていました。
鍋肌の焦げについては、他の薄手のステンレス鍋でも同じことを感じ、厚手の鍋では大丈夫だったのでおそらく厚さのせいだと思います。
ミニマリスト生活のお供にこれ1つでと意気込んで買ったことと、形は美しいし、フタのアイデアも素晴らしいのでかなり残念でした。
デザインのアイデアは良いのに
直径18cm等の大きい方は、同じく柳宗理のザルがちょうどはまる仕組みになっていたりで、全体に形自体は実用的で優れているのに材質で残念なことになっている印象です。
今使っている鍋
過去記事にも書いた、エレックマスターの直径16cmの鍋をほぼ何にでも使っています。
どうも問題は材質の厚みのようなので、厚手の鍋ならおそらく使い勝手は同じだと思います。
過去記事: